自分自身がプロとしてこの仕事にかける思い、歴史
あるとき一本の電話がかかってきました。
それはご両親を亡くされた息子さんからでした。
20数年前に家を出て息子さんは東京で仕事につきましたが、
様々なことがあり実家にも中々帰る事ができずにいたそうです。
やがて結婚し、家族もでき生活に追われる日々を送ってました。
兄弟はいませんでした。
ある時、父が急病で倒れ母が献身的に看病したそうですが、寝たきりになってしまったそうです。息子さんはその時帰りましたが、それほど長居できずに戻ったそうです。
それから半年後お父様が亡くなり、すっかり気落ちしたお母様が一人暮らしになりました。
お母様は仏壇に手を合わせ、一人祈っていたそうです。
やがて、その母も倒れ、認知症も発症し、病院とホームを交互に入院する生活に。
実家には誰もいなくなりました。それから数年たち、お母様も亡くなってしまったそうです。
電話からは重たい口調で
「親孝行全然できなかったんです!」
「実家も処分するしかないので、今回、丁寧な仏壇の処分をお願いしたいのです・・・。」
と。
それまで私どもは仏壇の販売一筋で生きてまいりましたが、この一本の電話から新たな歴史が始まりました。
私の仕事は「仏壇に関することでお客様がお困りのことを解決する、手助けをすることが使命ではなかったのか!」
そう、自分自身の中で再確信した瞬間だったのです。
電話口でそっと「かしこました!ご安心ください、私どもでお引き受けいたします」とお伝えしました。
お客様は安心した口調で「よかったです!本当に困っていたんです!」と話されました。
どうやら、他に相談をした所では
「新しく仏壇を買うのなら引き取ってあげるよ」
「それだけの処分は難しいね!」
「それは引取りに行く人件費、トラック代、持ってきて解体して、どこかで焼却しなければいけないのだから結構な金額になるよ!」
などと言われた様です。
どちらの会社でも、お客様の気持ちを考えた対応ではなかったようです。
お客様はただ処分を望んでいるだけではない。
お客様は大切な思いを丁寧にそして適切にしてもらいたいのだと・・・。
私は、お引取りに関しても、できるだけ丁寧に梱包し搬出していただけるよう、日本で一番丁寧なプロ集団のヤマト家財便(ヤマトホームコンビニエンス)に依頼し契約させていただきました。
また、お仏壇の一時保管するための倉庫を自社内に設備し、そこで一つ一つ丁寧に仏壇を確認させていただいています。
なぜなら、仏壇は引き出しなども多く、書類なども奥のほうに入っていることもあるからです。
ちなみに過去に土地の権利書、遺言書、実印、証券、現金などもありました。
その都度お客様に確認し、書留や宅急便など実情に合わせて返送させていただいてもいます。
また数本まとめてにはなりますが清々と供養も懇ろにさせて頂いております。
最後に弊社の仏壇専用ダイオキシン対策済みの焼却炉を設備いたしました。
仏壇は専用の焼却炉で焼却させていただきたい、私の少しばかりの心の表れでもあります。
仏壇処分は「丁寧に適切に、安心、安全に公害対策までしっかりとしている」
これらが創価仏壇処分.comのプロとしての仕事になります。
仏壇処分はとてもデリケートな仕事です。
よく日本人は信仰心が無いと言われていますが、そんなことは無いと私は信じています。
我が家と同じように大切な仏壇です。
例えば、親を大切に思う気持ちと似ているのではないのでしょうか。いつも思うように直接感謝の言葉も言えませんが、
その気持ちは確かにそこにはあるのではありませんか?同じように、長年愛用したお仏壇は専門家にお願いして最後のお見送りをする事も、お客様ご自身の大切な心の表れではないかとわたしは思います。
数々のお客様からのお電話の中にも
「仏壇処分って言葉は使いたくない!」
「大切なものだから、投げるようなことはしないでくださいね!」
など御忠告も頂きます。お客様が如何お仏壇を大切に考えていたのか、一言の重みを感じる経験させていただきました。
仏壇は毎日向かうもの、そこには、ただひっそりと佇んでいる仏壇があります。
家の中では様々な人生の営みがあり、生活が日々脈動しています
その家族の歴史と共に、仏壇も一緒に生きてきました。
人生は、生まれてきたように、やがて死を迎える時が参ります。
生死流転が人生そのものでもあると仏典に書かれていました。
仏壇もやがてその使命を終える時がやってくるのです。
仏壇処分でお困りの方、その方の手助けをするために創価仏壇処分.comは存在しています。
適切な方法でお仏壇をねぎらい清々と供養させていただき丁寧に解体し弊社仏壇専用焼却炉にてその使命を終了とさせていただいております。
全国どこでも、可能な限りお引き受けしています。
仏壇処分専門家としてプロ意識をもってこの仕事の任についています。
最後までお読みいただき感謝します。
合掌。